ネットでブリーダーさんを探して

映画「マスク」を見て、ジャックラッセルテリアに憧れて探していました。
今はよく見かけますが、当時はまだ少なくインターネットでブリーダーさんを探して、写真に写っている姿に一目惚れをして、ブリーダーさんに連絡をし会わせてもらいました。

他にも数匹のジャックラッセルの赤ちゃんがいました。
私の姿を見ると、みんな寄ってきたのですが、一匹だけこちらには無関心で、一心不乱にタンスを噛んでいる子がいました。
その子こそが、ネットの写真で一目惚れした子でした。
ブリーダーさんの「この子は反応がスローみたい。」の言葉をよく覚えています。

その子をケージに入れて、電車、新幹線を乗り継いで我が家へ迎え入れました。
その日の夜はその子とずーっと遊んでたのを覚えています。

2度ほど行方不明になった事があります。
2回とも目を離した隙に外に飛び出して行ってしまい、生きた心地がしませんでした。
結局、探し歩いて、主人のお義父さんが見つけてくれて事なきを得ましたが、本当に心臓が握りつぶされるような感覚がありました。

最期は事故や病気ではなく、老いて人生(犬生?)を全うしてほしいと思います。
あと5、6年の命だろうという事は分かっているので、その時に後悔しないように1日1日を彼にとって有意義に楽しく過ごせればいいかなと思っています。

最期はやはりそばに居てあげたいです。
この犬が我が家に来てから2人子供が生まれ、犬も最初はとまどったんじゃないかなと思います。
子供たちも私も彼の事が大好きで、それがわかってもらえるようなお別れの仕方ができたらいいなと思っています。

ネットでワンコ情報

私は当時一人暮らしで、さみしく、どうしても犬が欲しいとおもっていました。
元々小さな頃から犬を飼っていたので、犬が欲しいなとなったわけです。

次に、ネットでワンコ情報を集めました。小さな犬が欲しかった私はチワワかトイプードルがいいなと考えていました。

とあるブリーダーさんのページにチワワがたくさん産まれましたというのがあり、見て見たいなと思い、ブリーダーさんに連絡をとりました。
行ってみると普通のマンションで数十匹の犬がいる環境でした。
チワワですと紹介されたその子は明らかにチワワではない容姿でした。

しかし、掌サイズの小ささで愛らしく、志村けんの変なおじさんに似たひょうきんな顔立ちをしてよたよた歩く姿がかわいく、とてもファニーでキュートそんな彼に一気に魅了されました。
その日から我が家に迎えいれ、私の一番の味方で理解者です。

後日、お医者さんにはチワワじゃないだろう、ボストンテリアとチワワのMix犬だろうと言われましたが
何犬だろうが我が家のアイドルです。

うちの子は以前、地震に驚き網戸をぶち破り出て行ってしまい、迷子になったことがあります。

近所をひたすら探したり、聞き込みをしたり、張り紙をしたりしました。
しかし、残念ながらみつかりませんでした。

一ヶ月後に近所の方から似た犬が、とあるお宅のゲージの中にいたと聞いて迎えにいきました。

私は一目でうちの子だとわかりました。
その時のうちの子の目は覇気がなくグレた感じの目でした。

その家の方は犬が言うことを聞かないとお尻を靴で叩いたり、踏んづけていて、それが躾と考えているようでした。
私はうちの子に対して、「ゴメンね辛い思いをしてるんだね」と心底思いました。
すぐにその方と話し、うちの子だと理解してもらい連れて帰ることにしました。

「ごめんね」そういいながら折の中に手を差し伸べると、うちの子は、怒りを爆発させたように私の手を噛みました。
私の指から沢山の血が流れ、それと同時にうちの子の目が昔の目に戻り、その目は寂しかったと訴えてました。

私は、ハンカチで傷口を強く巻き、抱っこして帰りました。
うちの子が唸ったのも、噛み付いたのも、あの一回だけです。
それから、地震や雷には気を付けています。

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