子供達のネット社会

スマートフォンの普及に伴い、インターネット利用者の低年齢層化が加速しています。
自宅の中ではwifiが利用できる家庭では家族みんながネットつなぎ放題。
大人でもスマートフォンの依存度が高い昨今。
家族以外のつながりを今一番大事にしている思春期の子供たちも、スマートフォンや一際SMSでの友人とのコミュニケーションの時間を多く割いているのが現状のようです。

便利に見える反面、友人に直接言えないような言葉でも、ネット上では簡単に表現できてしまうのが恐ろしい点です。
最近の事件では、ネットゲーム上でチャット最中に喧嘩になり、「カッ!」として殺人に至る様な事件や、「LINE」を使って友達の悪口を言い合うなど、SMSの利用にはモラルの維持が大事なように思われます。
実際の声では、高校生の息子を持つ母親からは、学校から帰宅後、まずは1時間、「LINE」で学校の友人と何やらチャットをしているというのです。
携帯電話さえなかった学生時代を過ごした世代の両親から見れば、想像のつかないものです。
思春期という時期もあり、家族より「他人」からどう思われているかを重視する時期なだけに、使用を前面禁止するという手段は、両親への単なる反抗を強めるだけでなく、実際の交友関係にも影響するのでしょう。
そうなると、SMS自体のあり方を学校や社会全体で教えていく必要性があるのではと思います。
ネットに依存することによる、学力低下や、いじめ問題に発展する可能性もあることを踏まえて、学校サイドで「ネットリテラシー」という科目を道徳的に社会全体で取り組んでいく必要が求められていると感じます。
それも、思春期を迎えるもっと低学年、小学生からの導入で「ネットでのモラル」や「ネットがもらたす影響」を、低学年より教育する体制、整備が今後の日本の社会を支えていく子供たちに必要な教育だと思います。

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