おしゃれレシピ本を買ったこと

今、無料で見られるケーブルテレビみたいなチャンネルで、海外の料理番組をやっている。
本式のシェフが、毎回洒落た料理を作るという人気番組だ(ネットの情報によれば)。
無料放送かつ、食べ物番組が好きだからという理由で、タイミングがあえば見るようにしている。

先日は、美味しそうなキッシュを作っていた。
その前はよく分からないパイ生地を使ったお菓子。
どちらもとても美味しそうで、是非作ってみようと思うのだが、どういう訳かその番組では、材料の分量を一切教えてくれない。
ちょっとしたコツは教えてくれるのだが、コツだけ教わったって分量が分からなければ、コツの知り損である。

そこで、みんな大好き本の通販サイトを利用して、そのレシピブックを探した。
なんだ、あるではないか。
レシピ本を出すくらいなら、テレビ番組でも教えてくれよ、と思うがそこはレシピ本の販売戦略なのかもしれない。

と、まあそれはさておいて、私は即座にそのレシピ本を購入することにした。
それも、無駄にお急ぎ当日着便で。

届いたのは結局夜9時過ぎで、結局のところ不用意に運送会社の人の手間を増やしてしまっただけと、後悔した。
本当に必要でないものを、当日便で頼むのはもうやめよう。
人をあえて焦らすことはない。

届いたそのレシピ本は、非常に写真の美しい、そして材料や作り方もシンプルで、すぐにでも作れそうなものばかりだった。
とてもこれが、あの材料を言わない不親切テレビのレシピ本とは思えないほど分かりやすいものだ。

しかし、やはり外国のレシピだからか、バターの分量が尋常でない。
たった600グラム、4玉くらいのジャガイモに対して、50グラムのバターを使ったりする。
縁日のジャガバターか、と思うほどである。

こんなの毎日食べていたら、それは大きくもなるだろう、と思った。
でも、外国の味を体験してみるのに、一度だけはレシピの分量どおりにつくってみようと思っている。
どれくらいジャンクな感じになるか楽しみである。

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