今度は家族で沖縄に行きたい
子供が小学校に上がる春、家族で交代して運転しながら遠くにある動物園に行きました。
学校に入る入学祝いという事で、おばちゃんとお爺ちゃんお婆ちゃんからのビックプレゼント。
レンタカーを借りて、サービスエリアに立ち寄りながら向かいました。
まだ肌寒い季節に、南へと車を走らせながらこれからのことをたくさん話しました。
不安なのは子供だけではありません。
保護者となって足を運ぶ学校とは一体どんなものか、私にとっても不安がいっぱいでした。
でも、遊園地や動物園などで楽しそうに遊んでいる子供を見ていたら、そんな不安や心配もどこかへ行ってしまいました。
おばちゃんにべったりで、ちっとも私の所に寄ってこない子供に少々不満もありましたが、まあそれでも楽しい旅になりました。
それに、宿泊したペンションで素敵な出会いもあり、何だか私の方が癒され元気になって帰ってこれた気もします。
もうずっと昔のような思い出。
一生懸命だった子供や私を、懐かしくおかしく思い出します。
今では随分図太くなっている私がいます。
お爺ちゃんとお婆ちゃんが歩けるうちに、今度は沖縄に行きたい。
以前近所に住んでいた、仲の良かったご家族が沖縄出身という事もあり、話を聞いているうちに行って見たくなりました。
いつも、よそから嫁に来た私にも優しい方々でした。
青くて美しい海や風土がそうさせるのでしょうか。
聞くところによると、大きな水族館もあるとのこと。
動物はあまり好きではない私ですが、水族館は大好き。
長時間眺めていても、全く飽きません。
チャンスがあれば、是非ダイビングにも挑戦したいと思っています。
水族館の帰り道の思い出
海の近くにある、サメ好きの間で有名な水族館がある。
私はそこが大のお気に入りだ。
かなりのサメ好きだからだ。
といっても遠いのでまだ二回しか行ったことはない。
なんと言ってもその水族館で有名なのはサメ水槽。
かなり大きな水槽に(天井から床まで水槽で、中にダイバーが入ってエサやりをする)、おそらく100匹ほどのサメやエイの仲間がひしめいている。
むろん攻撃性のすくない小さな子達だが、それでも圧巻だ。
そしてもう一つ、少し規模は小さいが、より大型のサメを飼育しているサメの海コーナーもある。
まさにサメ!という立派な歯をもったのが10匹ばかりいる。
サメ好きでなくとも、他にもいろいろな種類の海洋生物がいるし、広い水族館なので食べ物コーナーも充実していて楽しい。
そんな訳でとても満足しているのだが、この前行った時はおそろしい体験をした。
とはいうものの、水族館にはなんの落ち度もない。
それは、帰りの車内でおこったことだ。
毎回車で行っているのだが、前回は初めてカーナビというものを導入した。
慣れないカーナビだったが、実に賢く、知らない土地でもしっかり案内をしてくれるものだから、すっかりみんなの信頼を得ていた。
ところがその帰り道、高速道路を通らない指示を入れたところ、カーナビがおかしくなった。
何度も何度も同じ道を通らせようとするのだ。
私たちも土地勘がないものだから、すっかりカーナビに頼り切って言われるがままにしていたら、一向にその周辺から出れず、何度も何度も同じ場所を通った。
帰り道につながる道路にすら出られないまま、きつねにつままれたように何度も同じところをぐるぐる回り、日ばかり落ちていく。
あの時の恐怖感は、きっと一生忘れないだろう。
ただ単に高速道路をケチらずに使っていれば済んだ話なのだが、これが噂にきくカーナビ地獄か、と身をもって体験してしまった。
それ以来、一緒に行った家族には、二度とあの水族館には行かないから、と言われてしまったのである