田舎におけるおしゃれなカフェの需要
「鳥取県にはスタバはなくても、スナバ(砂場)はある」
平井伸治知事の名言(?)、テレビで散々取り上げられていましたが、いよいよ今年、鳥取県にスターバックスが出店されるそうです。
これで、知事の名言も埋もれてしまいますね。
ちなみに私の実家の方にもスターバックスはありません。
スターバックスに限らず、そういう系のおしゃれなカフェはひとつもありません。
あるのは、昔ながらのナポリタンが出てくるような純喫茶ぐらいです。
老人が多い田舎なので、おしゃれなカフェがあったとしてもお年寄りはメニューなんか読めないでしょうし、そもそも需要がないのです。
実際、母がそれ系のカフェに行った時、メニューがさっぱり読めなくて結局アイスコーヒーを注文したと言っていました。
想像に難くないその光景・・・ちょっとせつないですね。
まあそもそも、カフェは若者をターゲットとしたお店だとは思うんですけど、確かに高齢層には受け入れがたいメニューですよね。
ラテとかキャラメルなんとかとか、母のような世代の人には何かの呪文のように聞こえるかもしれません。
レギュラー、グランデなどのサイズ表記もしかり。
私個人の意見ですが、店側が客の年齢層を狭めてしまうのはどうなのかなーと思います。
意図してそうしているわけではないと思いますが、結果論として。
アメリカナイズされたおしゃれなカフェもいいけれど、高齢層向けのメニューを用意するとか、ターゲットの幅を広げる工夫をしてもらえれば、老人の多い田舎でも需要が出てくるかもしれません。
カフェ通い
カフェについつい寄ってしまう癖がある。
甘い、濃い、しつこい、だけど美味しいケーキをオーダーし、カフェラテを頼む。
昨日も、帰宅しようとした午後6時にこのセットを頼んでしまった。
街中から自宅がある方面へ帰るためバス停に行くが、その道すがらに最近カフェがオープンしたのだ。
バスを逃してしまうと次は15分後だったり30分後。
ちょっとコーヒー1杯でブレイクと、抑えれば良いのに、ショーケースに並ぶケーキたちを見ると、ついついオーダーしてしまう。
お腹が満たされたのに、その二時間後にはまた夕食。
翌朝になってお腹が重い。
カフェに行かなきゃいいのに、と思いつつも私はコーヒーを飲むだけでなく、カフェにいる時間が好きなのだ。
よくミステリー小説の文庫本を持ち歩いていた次期は、ブラックのアメリカンコーヒーか、ソイラテ、カフェラテだけをオーダーして、区切りの良い所まで一気に読んでいた。
今はあまりミステリー小説を読まなくなったが、その代わりスマートフォンでなにかと調べ物をしたり、メールを返したり、手帳に向き合って予定を整理している。
でも、何もせず、何も頭に浮かべず、とくに視点も定めずにボーっとする時間が長くなっている。
そんな時間も必要だと自分に言いきかせつつ、リラックスタイムにはコーヒーと甘い物が必要だからと、自分に甘える。
このように一度カフェに行くとお会計が800円前後になる。
北欧のようにティーブレイクをよく入れる国だとしたら、私はカフェ貧乏になってしまうだろう。